症例ブログ

犬の爪の伸びすぎ

主訴:爪が伸びすぎてしまい、歩きにくそう
6歳10か月 15㎏ 中型犬 ♀
 爪の中に走っている血管が伸びすぎてしまい、通常の爪切りでは短くカットができない。
 フローリングを歩くと爪が当たってしまい、カチャカチャ音がしてしまう
爪のビフォーアフター
爪のビフォーアフター
今回歯石も付着していたことから、全身麻酔で歯石除去を行うと同時に、爪を短くする処置も実施しました。
全身麻酔下で足先の爪が地面についても当たらないくらいの長さにカットし、
爪の中の血管も同時に電気メスでの止血処置を施しています。
上の左側の写真が処置前、右側が処置後の写真です
その後のケアとしては、なるべく患部は清潔の保ち安静にしていただくこと。
土がつくような場所での散歩は控えることをおすすめします。
この子は、自宅で抗生剤の内服薬を10日間投薬しましたが、中には投薬が難しい子もいますのでその場合は持続性の抗生剤の注射もありますのでご相談ください。
院長からのアドバイス
爪切りを怠ると爪の中の血管が伸びてしまったり、歩きにくくなったり、
酷い場合には爪を引っ掻けて生爪をはがしてしまうこともあります。
また、ネコちゃんでは巻き爪になり、爪が肉球に刺さって出血、痛い思いをさせてしまいます。そうなってしまう前に日ごろから 爪切りはもちろん、肛門腺絞り・足裏の毛のカット・耳そうじ・デンタルケア等のお手入れをしっかり行い、ケアをしていきましょう。
もし、お家で行うのが難しい場合は当院で行っておりますので、お気軽にお声がけください。

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