点滴療法の動物医療への導入について

駒沢どうぶつ病院からのお知らせ

世田谷駒沢・桜新町の動物病院「駒沢どうぶつ病院」からの大切なお知らせです。なお、内容は随時更新していますので、最新の情報をお確かめください。なお、詳細につきましては当院までお問い合わせください。

点滴療法の動物医療への導入について

動物医療の輸液療法は、一般的に生命維持に不可欠の「恒常性の維持」のため、

体液の代謝異常の正常化、体液の代謝異常の予防を目的としています。

オーソモレキュラー栄養療法とは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など

体内に自然に存在する栄養素を用いて病気の予防や症状を改善する治療方法で、

食事療法、サプリメント療法、そして点滴療法が含まれ、

獣医医療で行われている輸液療法とは異なります。

 

病気になった過程には、動物の体に分子レベルの異常が起きています。

その原因としては、食事・フード、環境、精神状態などの問題が

病気になる体の異常を起こしていると考えられています。

病気を単に局所の症状のみを抑える対症療法では、がんを含めた慢性疾患は治療が困難となっております。

 

オーソモレキュラー療法は様々な血液検査を栄養解析して、食事の提案、ドクターサプリメント、

各種点滴療法を併用し、病気の治療と共に健康な体に戻るための重要な治療となります。

その中で、点滴療法は動物の体に有効な治療手段です。

 

人に対する点滴療法には、様々な種類があります。

高濃度の点滴では、ビタミンC点滴療法(がん、慢性炎症疾患、アンチエイジング)、

グルタチオン点滴療法(パーキンソン病、認知症)、

ビタミン、ミネラルを組み合わせたマイヤーズカクテルなどがあります。

これらの点滴療法は獣医医療に充分に臨床的応用が出来る内容です。

 

特に、ビタミンC点滴療法、マイヤーズカクテルは、実際にがん、肝疾患、消化器系疾患、

椎間板・関節疾患、アトピー疾患、腎・泌尿器疾患、加齢疾患など多くの日常の臨床に使用し、

その効果を経験しております。

 

オーソモレキュラー点滴療法は、これからの獣医医療にとって、有効な治療法になると考えております。

一覧へ戻る

Copyright © 駒沢どうぶつ病院 All Rights Reserved.