フィラリア検査って必要?

駒沢どうぶつ病院からのお知らせ

世田谷駒沢・桜新町の動物病院「駒沢どうぶつ病院」からの大切なお知らせです。なお、内容は随時更新していますので、最新の情報をお確かめください。なお、詳細につきましては当院までお問い合わせください。

フィラリア検査って必要?

暖かい日が増えてわんちゃんも人間も気持ちよくお散歩ができるようになってきました。でもこの季節、活発になるのはわんちゃんや人間だけではありません。メスの蚊は15℃以上になると血を吸って卵を産む準備を始めるため、4月の中旬~5月のはじめからフィラリア症の予防が必要になってきます。

さて、この予防の前に行う血液検査、なぜ必要なのでしょうか。「去年ちゃんと予防したのに、何で検査が必要なの?」「どうせ薬でフィラリアを殺してしまうんだから、検査なんていらないんじゃないの?」そうお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。でもこの検査を行うのには、とても大事な理由があるのです。

蚊の吸血によって体内に入ったばかりのフィラリアは、まだ目に見えないくらいの小さな幼虫です。この時点で薬を使うと、幼虫は血液にすぐに溶けてなくなってしまいます。しかし万が一薬を使っていない冬の間にフィラリアに感染してしまうと、幼虫は3ヶ月くらいかけて20~30cmくらいの成虫に成長し、心臓に寄生するようになります。このときに薬を使ってフィラリアを殺してしまうと、大きい成虫はすぐには溶けず血管に詰まってしまいとても危険なのです。

暖房の発達した現代では、常に15℃以上になってしまっている部屋もあります。ですから冬の間にフィラリアに感染してしまい、春には成虫になってしまっている……といった可能性もゼロではありません。

そんな「万が一」を打ち消して、安心して予防を行ってあげるためにも体の中に成虫がいないかを検査してあげることが必要なのです。また、フィラリア検査のため採血をするこの機会に血糖値や内蔵の機能などのチェックをしてみることもできます。当院では病気を早期発見し適切な治療を行ってあげるために、定期的な血液検査をお勧めしております。

フィラリア検査とセットになったプランもご用意しておりますので、お気軽にスタッフまでご相談くださいね。

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