定期的な駆虫の新しい考え方

駒沢どうぶつ病院からのお知らせ

世田谷駒沢・桜新町の動物病院「駒沢どうぶつ病院」からの大切なお知らせです。なお、内容は随時更新していますので、最新の情報をお確かめください。なお、詳細につきましては当院までお問い合わせください。

定期的な駆虫の新しい考え方

近年、ペットの室内飼いも多くなり、人との接触の機会が増えています。その結果動物から人への健康を脅かす寄生虫の感染が問題となっています。

例えば、ペットから人間に感染する寄生虫には犬回虫、猫回虫、条虫などがいます。回虫は人間の体内を移行してダメージを及ぼす臓器幼虫移行症や、目へと移行し視力障害、失明を引き起こす眼幼虫移行症などの原因となります。ペットが寄生虫に感染しているかどうかは糞便検査で虫卵を検出することによって判断しますが、寄生虫の発育の段階によっては、感染しているのにこの虫卵が検出できない時期があります。このため、定期的な駆虫が必要となります。

このように、犬、猫回虫、条虫などの腸内寄生虫は人の健康を害する危険性があるため、本院ではBSAVA(英国小動物獣医師会)、AAVP(米国獣医寄生 虫学協会)の助言に従い、すべての成犬に3ヶ月毎の腸内寄生虫の駆除を勧めています。ペットだけでなく人の健康も害してしまう寄生虫感染の危険性を減らす ためにも定期的な駆虫を行いましょう。

駆虫のガイドライン

3ヶ月齢までは1ヶ月に一回、3ヶ月齢以降は年4回に駆虫を行います。

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