駒沢どうぶつ病院からのお知らせ
世田谷駒沢・桜新町の動物病院「駒沢どうぶつ病院」からの大切なお知らせです。なお、内容は随時更新していますので、最新の情報をお確かめください。なお、詳細につきましては当院までお問い合わせください。
🔰わんちゃんを初めて飼う方へ ~子犬から高齢犬まで年齢別ケア方法~
医療情報の信頼性について
執筆者: 駒沢どうぶつ病院
所在地: 〒154-0012 東京都世田谷区駒沢3-16-2
電話: 03-3421-7009
最終更新: 2026年6月3日
【医療情報の重要表示】
本記事は犬の健康管理に関する一般的な情報を提供していますが、個別の診断や治療の代替とはなりません。愛犬の健康状態に応じた適切な対応については、必ず獣医師にご相談ください。
犬を迎える前の心構え

犬との生活は15年以上の長期的な責任
犬の平均寿命は小型犬:14~16年、中型犬:12~14年 大型犬:10~12年と言われています。
犬を家族に迎えることは10年以上にわたる毎日のケア、医療費、時間・経済的責任を引き受けることを意味します。
確認すべき5つのポイント
1) 時間的余裕:毎日の散歩(平均 小型犬:20~30分、中・大型犬:60分以上)、食事、トイレケア、遊び
2) 経済的余裕:年間費用:約30~50万円(フード・医療費・トリミング・保険費用等)
3) 住居環境 :ペット可物件、十分なスペース、騒音対策等
4) 家族の同意:全員が犬を迎え入れることに賛成し、ケアを分担できるか
5) アレルギー:家族に動物アレルギーが無いか事前確認
犬種選びのポイント
🐶小型犬(5㎏未満):トイプードル、チワワ、ヨークシャテリア等
→室内飼育向き、運動量少なめ、初心者向き🔰
🐶中型犬(10~20㎏):柴犬、コーギー、ビーグル等
→適度な運動が必要、しつけが重要🍀
🐶大型犬(25㎏以上):ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー等
→広いスペース、多量の運動量、経験者向き⭐
必要な準備物リスト
✅ 居住空間:ケージ、クレート、ベッド ▶犬が体を伸ばせるサイズ、丈夫で清潔に保てる素材
✅ トイレ :トイレトレー、ペットシーツ ▶犬の体長に対して1.5倍のサイズのもの、吸収力の高いシーツ
✅ 食事:フード、水、食器 ▶年齢・犬種に適したフード、洗いやすいステンレスまたは陶器の食器
✅ 散歩:首輪、ハーネス、リード ▶体に合ったサイズ、首輪は指が2本入る余裕
✅ ケア用品:ブラシ、爪切り、シャンプー ▶被毛タイプに応じたブラシ、犬用の低刺激シャンプー
✅おもちゃ:噛むおもちゃ、知育玩具 ▶誤飲防止の大きさ、丈夫な素材
初期費用の目安
💰準備物購入:3~5万円
💰初回ワクチン接種(計3回):約2万円
💰狂犬病ワクチン:約3,500円
💰健康診断:約5,000~10,000円
💰マイクロチップ登録:約5,000~6,000円
=合計:約5~8万円
年齢別健康管理

【子犬期】生後2カ月から1歳
健康管理のポイント
・ワクチン接種:生後2カ月齢から3~4週間隔で3回の混合ワクチン、その後狂犬病ワクチン
・寄生虫予防 :フィラリア予防薬(5~12月)、ノミ・マダニ駆除薬(通年)
・健康チェック:月1回の体重測定、食欲・排泄・活動性の観察
・避妊/去勢 :生後6ヶ月齢以降、獣医師と相談して実施
食事管理
・子犬用フード(高カロリー・高タンパク)を1日3~4回に分けて給餌
・生後6ヶ月以降は1日2回に移行
⚠️人間の食べ物は与えない!→中毒リスク、肥満・偏食の原因
しつけの基本
・トイレトレーニング ▶成功したらすぐに褒めてあげる
・甘噛み防止 ▶噛まれたら遊びを中断する
・社会科訓練 ▶他の犬・人・音に慣れさせる
【成犬期】1歳~7歳
健康管理のポイント
・定期健康診断:年1回(3歳以降は半年に1回推奨)
・ワクチン接種:年1回の混合ワクチン、狂犬病ワクチン
・デンタルケア:毎日の歯みがき、年1回の歯科検診、歯石除去
・体重管理 :月1回の体重測定、肥満予防
・寄生虫予防 :フィラリア予防薬(5~12月)、ノミ・マダニ駆除薬(通年)
食事管理
・成犬用フードを1日2回給餌
・適正体重、正常なBCSの維持(肋骨を軽く触って確認できる程度)
・おやつはカロリーの10%以内に制限
運動管理
・小型犬:1日20~30分の散歩
・中型犬:1日60分以上の散歩
・大型犬:1日90分以上の散歩+自由運動
【高齢期】7歳以降
健康管理のポイント
・定期健康診断:半年に1回(血液検査、レントゲン、エコー等)
⚠️注意すべき病気▶心疾患、糖尿病、腎不全、悪性腫瘍、椎間板ヘルニア、白内障 等
💡早期発見のサイン:食欲低下、体重減少、多飲多尿、発咳、歩行困難
食事管理
・シニア用フード(低カロリー、低脂肪、関節サポート成分配合)
・消化に配慮した回数(1日2~3回の少量頻回の給餌)
・水分補給(腎機能低下予防)
生活環境の調整
・滑りにくい床材 ▶フローリングにマット敷設
・段差の解消 ▶スロープの設置
・温度管理 ▶夏は涼しく、冬は暖かく
食事と栄養管理
ドッグフードの選び方
🍖総合栄養食表示:AAFCO(米国飼料検査官協会)基準クリア
🍖原材料 :肉類が第一原料、添加物少なめ
🍖年齢適合 :子犬用・成犬用・シニア用の区別
🍖犬種対応 :小型犬用・大型犬用の粒サイズ
❌与えてはいけない食べ物❌
☠️中毒性食品 :チョコレート、玉ねぎ、にんにく、ぶどう、レーズン、キシリトール、アボカド、マカダミアナッツ
☠️骨 :鶏の骨→縦に鋭利に裂けて刺さる、加熱した骨→消化不良
☠️調味料使用食品:塩分・糖分過多、香辛料入りのもの
適正給餌の計算
1日当たりの必要カロリー(DER)の目安
・子犬 :DER×2~3倍
・成犬 :体重(kg)×30+70=DER(kcal)
・高齢犬:DER×0.8倍
予防医療の基本

ワクチン接種
💉混合ワクチン(年1回):ジステンパー、パルボウイルス、アデノウイルス 等
💉狂犬病ワクチン(年1回・法的義務)
寄生虫予防
💊フィラリア :月1回の予防薬投与 【時期】5~12月(蚊の活動時期)
💊ノミ・マダニ:月1回のスポット薬またはチュアブルタイプ 【時期】通年(特に春から秋)
💊消化管寄生虫:年1回の検便+必要時駆虫薬 【時期】健康診断時
デンタルケア
🦷毎日の歯磨き:犬用歯ブラシ、歯磨きペーストを使用
🦷デンタルガム:補助的に使用
🦷歯科検診 :年1回、歯石除去は全身麻酔下での施術
日常のケアとボディチェックリスト
✅眼 :充血・目ヤニ・涙ヤケの有無
✅耳 :赤み・臭い・耳垢の量
✅口 :歯石・歯肉の色・口臭
✅皮膚:脱毛・発疹・しこり・フケ
✅爪 :長さ(床に触れていないか)
✅肛門:腫れ・出血・便の付着
✅体重:急な増減(±10%は要注意⚠️)
自宅でできるケア
・ブラッシング:短毛腫=週2回 長毛種=毎日
・シャンプー :月1~2回(皮膚の状態に応じて)
・爪切り :月1回(歩く際にカチカチ音がしたら切り時)
・耳掃除 :週1回(イヤークリーナーを使用)
しつけの基本
基本コマンド
📣おすわり:指示に従って座る→最も基本
📣まて :動かずに待機する→安全管理に重要
📣おいで :呼び戻し →迷子防止
📣ふせ :伏せる姿勢 →落ち着きの訓練
しつけの原則
✏️褒めて伸ばす ▶良い行動はその場ですぐに褒めてあげる(おやつ、声のトーン、撫でる)
✏️叱らない ▶体罰、大声は逆効果❌ (恐怖心・攻撃性を生む)
✏️一貫性 ▶家族全員で同じルールを守る
✏️短時間集中 ▶1回5~10分の訓練を1日数回に分けて行う
よくある健康トラブルと対処法
下痢・嘔吐
【原因】食べ過ぎ、食事変更、ストレス、寄生虫、感染症
【対処】12~24時間絶食、少量の水のみ。改善しない場合は受診
皮膚トラブル
【原因】アレルギー、ノミ・ダニ、細菌・真菌感染
【対処】寄生虫駆除、低刺激シャンプーの使用。痒みが続く場合は受診
外耳炎
【症状】頭を振る、耳を掻く、臭い、耳垢の増加
【対処】週1回の耳掃除。症状が続く場合は受診(点耳薬が必要)
駒沢どうぶつ病院の取り組み
駒沢どうぶつ病院では、飼い主様とペットの双方にとって安心できる医療を提供するため、以下の取り組みを大切にしています。
🌸心のこもった診療
言葉が話せないペットの気持ちに寄り添う診療
🌸痛みを最小限に抑えた治療
麻酔やレーザー治療による苦痛やストレスの軽減
🌸インフォームドコンセントの徹底
治療方針を丁寧に説明し、飼い主様とともに最適な選択
🌸最適な治療法の選択
投薬・サプリメント・免疫療法・オゾン療法等、体に優しい選択肢
🌸免疫療法の導入
副作用の少ない治癒で体への負担を軽減
🌸夜間救急との連携体制
TRVA夜間救急動物医療センターとの連携、緊急時も安心
アクセス

- 住所:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢3-16-2
- 最寄り駅:東急田園都市線 桜新町駅から 駒沢方面に約12分程度
- 駐車場:無し 近隣の時間貸し駐車場をご利用ください(病院の向かいなど)
診療時間
| 曜日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月火水金土祝 | 9:30〜12:30 | 15:30〜18:30 |
| 木・日 | 休診 | 休診 |
関連ページ
院長紹介

院長名:田部 久雄
所属:駒沢どうぶつ病院 院長
所属学会・団体:
- 東京都獣医師会 世田谷支部
- 日本獣医麻酔外科学会
- 日本獣医循環器学会
- 日本臨床病理学会
- 免疫療法研究会
経歴:
日本大学卒業後、都内動物病院にて臨床経験を積み、カナダの動物病院で6か月研修後帰国 一般診療に加え、内科外科眼科診療を中心に多数の症例を経験。
地域に根ざした医療を志し、駒沢どうぶつ病院を1984年二代目として引き継ぐ。2025年で創業70年。臨床一筋48年
専門分野:
内科 外科 歯科 整形外科 眼科(独自の涙焼け改善手術) 皮膚科 予防医療 免疫療法 終末期医療
メッセージ:
大切なご家族であるペットが安心して過ごせるよう、丁寧な診療を心がけています。
本記事の情報は2026年6月時点のものです。犬の健康管理方法には個体差があり、症状や状況によって適切な対応は異なります。最新情報や具体的な対応については、必ず獣医師にご相談ください。










