駒沢どうぶつ病院からのお知らせ
世田谷駒沢・桜新町の動物病院「駒沢どうぶつ病院」からの大切なお知らせです。なお、内容は随時更新していますので、最新の情報をお確かめください。なお、詳細につきましては当院までお問い合わせください。
🌙夜間に体調が悪くなってしまったら? 夜間病院の重要性を獣医師が解説
医療情報の信頼性について
執筆者: 駒沢どうぶつ病院
所在地: 〒154-0012 東京都世田谷区駒沢3-16-2
電話: 03-3421-7009
最終更新: 2026年6月3日
【医療情報の重要表示】
本記事は犬、猫の健康管理に関する一般的な情報を提供していますが、個別の診断や治療の代替とはなりません。愛犬、愛猫の健康状態に応じた適切な対応については、必ず獣医師にご相談ください。
夜間病院の必要性

夜間にペットの体調が急変するケースは珍しくありません。
日中元気でも夜になって突然体調が変わり、かかりつけも開いている時間ではなく
どうしたらよいのか不安になる、そのような経験はありませんか?
動物は不調を言葉で伝えられないため、“受診すべきか”の判断も迷ってしまうかと思います。
特に、以下のような場面で夜間動物病院を探すケースが多く見られます。
🩺急にぐったりする
🩺嘔吐や下痢の症状が続く
🩺呼吸が苦しそう
🩺『どこか』を痛がる様子がある
🩺誤飲・誤食、事故の疑い
このような場合、「朝まで様子を見るか」「すぐ受診が必要か」の判断が重要になってきます。
駒沢大学周辺では、夜間対応の動物病院が限られるため、事前に受診先や判断の目安を知っておくことが大切です。
備えておくことで緊急時に落ち着いて対応することができます。
夜間受診が必要な症状の見極め
夜間に受診すべきかどうかは、『命に関わる可能性があるか』を基準に判断します。
動物は体調が急激に悪化することもあるため、『普段と明らかに違うか』を目安にしてください。
すぐ受診が必要な症状
以下の場合は夜間でも早めの受診を検討しましょう
🚨呼吸が苦しそう(開口呼吸・努力呼吸、チアノーゼ)
🚨けいれん発作、意識レベルの低下
🚨止まらない出血
🚨誤飲・誤食、中毒の疑い
🚨ぐったりして動けない
これらの症状は場合によっては短時間で悪化する可能性が高いです。
経過を見て翌日かかりつけ医に受診を検討する症状
💥軽度の嘔吐や下痢症状
💥元気はあるが食欲が低下している
💥少し元気がない
⚠️ ただし、「回数が増える」「ぐったりする」「水を飲まない」等の変化があった際は受診を検討してください。
年齢や持病によってもリスクは異なります。同じ症状でも安心とは限りません。
『いつもと違う』と感じた時点で相談することが早期対応に繋がります。
駒沢大学周辺で夜間動物病院を探すポイント
夜間に慌てないためには、日頃からの情報収集が必要です。
緊急時は冷静に調べる余裕が無く、『どこに連絡をすればいいのか分からない…』と
さらに不安になりやすいためです。
特に、駒沢大学周辺のような住宅エリアでは夜間対応の動物病院が限られてしまうため、
事前に候補を把握しておくことが大切です。
確認すべきポイント
✅ 夜間診療の有無(常時対応か、提携紹介か)
✅ 電話対応の有無
✅救急対応の範囲
✅ アクセス(移動時間、駐車場の有無)
夜間は移動手段も限られるため、到着までの時間も把握しておきましょう。
信頼できる病院の特徴
🏥獣医師監修・執筆が明記されている
🏥診療時間、所在地、連絡先が明確
🏥症例や実績が公開されている
🏥治療方針がわかりやすい
地域の医療機関と連携している病院であれば、よりスムーズな受診に繋がります。
事前の備えは緊急時にペットの命を守るための大切な行動です。
夜間診療の流れ

夜間に受診する際は限られた時間の中で正確に行動することが重要です。
事前準備の有無が、スムーズさに更に大きく影響します。
【受診前】
まず必ず電話で受診が可能か確認しましょう。
夜間は対応状況が変わるため、事前連絡が重要です。
電話時には以下の内容を簡潔に伝えます。
📞現在の症状と経過
📞意識や呼吸レベル
📞嘔吐や下痢の回数
📞誤飲の可能性と内容
必要に応じて、来院までの対応について病院側から指示を受けることもあります。
【来院時】
来院後は落ち着いて状況を伝えましょう。
💬症状の経過
💬普段との違い(元気・食欲 等)
💬持病や治療歴の有無
また、以下を持参すると診療がスムーズです
📋今までの検査記録や服用中の薬
📋ワクチン証明書
📋保険証
夜間診療では飼い主様からの情報が重要です。
流れを理解しておくことで落ち着いて対応することができます。
また、発作や痙攣等の症状は動画に収めておくとより説明がしやすいです。
動物病院での対応内容
夜間診療では、まず命に関わる状態かどうかを迅速に判断し、症状の安定化を最優先に対応します。
夜間は限られた時間と設備の中での診療となるため、すべての検査や治療を一度に行うのではなく、
緊急性の高い問題から優先的に処置を進めていくのが基本となります。
主な対応
来院後は以下のような流れで診療が行われます。
・バイタルチェック ▶体温、心拍数、呼吸状態、粘膜の色 等
・必要に応じた応急処置 ▶酸素吸入、止血処置、点滴 等
・状態に応じた検査 ▶血液検査、レントゲン、超音波検査 等
特に呼吸状態や循環の異常がみられる場合は、検査よりも先に命を守るための処置が優先されます。
その後、状態が安定した段階で原因を特定するための検査や、継続的な治療方針の検討へと進みます。
また、夜間診療では『その場で完結する治療』ではなく、『翌日の継続治療につなげること』も重要な目的の1つです。
必要に応じて、日中のかかりつけ医や専門医療機関への引き継ぎが行われるケースもあります。
最新エビデンス
救急対応については、迅速かつからだへの負担を抑えた治療アプローチが重要とされています。
“Journal of American Veterinary Association(JAVMA,2018)”に掲載された研究では
複数の診断・治療法を組み合わせた体への負担が少ない治療により、
多くの症例で臨床的改善が認められたことが報告されています。
具体的には、飼い主の100%が少なくとも60%以上の改善を実感し、約50%で完全な改善が得られたとされており、
緊急時においても適切な初期対応と段階的な治療の重要性が示唆されています。
※出典:JAVMA “A multidisciplinary,minimally invasive approach…”
自宅でできる緊急対応

夜間診療までの間の対応は、その後の経過に大きく影響します。
移動まで時間がかかる場合や判断に迷う場合は、状態を悪化させないことが重要です。
獣医師の視点では、『何かをする』よりも『悪化させないこと』が最も大切です。
過剰な対応や誤った処置はかえって症状を悪化させる可能性があります。
基本対応
まずは落ち着いて、以下の基本的な対応を行いましょう。
📍安静を保つ
できるだけ刺激の少ない静かな場所で休ませてください。
無理に動かしたり抱き上げたりすると、呼吸状態の悪化や痛みの増強につながることがあります。
特に呼吸が苦しそうな場合は楽な姿勢(伏せの姿勢 等)を保てるよう配慮します。
📍体温管理を行う
体温の異常は重要なサインです。さむがっている場合はタオルや毛布で保温し、逆に体が熱い場合は過度な加温を避け、
風通しの良い環境を整えます。
ただし、急な冷却や加温は避け、あくまで『快適な状態』を保つことを意識してください。
📍無理に食事や水を与えない
嘔吐や意識レベルの低下がある場合、無理に食事や水を与えると誤嚥のリスクがあります。
基本的には、獣医師の指示があるまでは無理に与えないようにしましょう。
NG行動
一見、良かれと思って行った行動が状態を悪化させる場合もあります。以下の行動には特に注意が必要です。
❌自己判断で薬を飲ませる
人間用の薬や過去に処方された薬を自己判断で飲ませるのは非常に危険です。
犬や猫では中毒を起こす成分も多く、症状を悪化させる可能性があります。
❌様子見を長引かせる
『少し様子を見よう』と判断した結果、受診のタイミングを逃してしまうケースは少なくありません。
特に症状が進行している場合は、早期の対応が予後を大きく左右します。
❌無理に動かす・刺激を与える
痛みや呼吸異常がある場合に無理に移動させたり、大きな音や光で刺激を与えたりすることも避けるべきです。
夜間は不安が強くなりやすい状況ですが、冷静に『やるべきこと』と『やってはいけないこと』を見極めることが
ペットの命を守るうえで非常に重要です。
迷った場合は無理に判断せず、早めに動物病院へ相談することをおすすめします。
夜間受診と費用の考え方
夜間診療は通常診療より費用が高くなる傾向があります。
理由
〇人員の確保
〇緊急対応設備
ただし、命を守るための重要な医療であるため、費用だけで判断しないことが大切です。
症例紹介
夜間によく見られる症例として、以下のようなケースがあります
症例1:夜間の呼吸困難(小型犬)
【来院前の状況】21時頃、突然呼吸が荒くなり落ち着きが無くなったため緊急受診
【来院時の状態】呼吸数の増加、努力呼吸が見られ、粘膜はやや蒼白
【対応】 酸素吸入を優先し安静を確保。状態安定後に胸部レントゲン検査の実施
【結果】 早期対応により呼吸状態改善、その後の精査・治療に繋げることができた
。
症例2:誤飲による緊急処置(猫)
【来院前の状況】深夜0時頃、ひも状の異物を飲み込んだ可能性、嘔吐・元気消失の症状が見られた
【来院時の状態】腹部の違和感、軽度脱水が認められ、消化管トラブルの疑いあり
【対応】 催吐処置、画像検査の実施、異物の位置を確認したうえで適切な処置の実施
【結果】 早期受診により重度の腸閉塞を回避、大きな合併上もなく回復
※今回の症例は当院および一般的な臨床現場でよく見られる症例をもとに構成しています。
駒沢どうぶつ病院の取り組み
駒沢どうぶつ病院では、飼い主様とペットの双方にとって安心できる医療を提供するため、以下の取り組みを大切にしています。
🌸心のこもった診療
言葉が話せないペットの気持ちに寄り添う診療
🌸痛みを最小限に抑えた治療
麻酔やレーザー治療による苦痛やストレスの軽減
🌸インフォームドコンセントの徹底
治療方針を丁寧に説明し、飼い主様とともに最適な選択
🌸最適な治療法の選択
投薬・サプリメント・免疫療法・オゾン療法等、体に優しい選択肢
🌸免疫療法の導入
副作用の少ない治癒で体への負担を軽減
🌸夜間救急との連携体制
TRVA夜間救急動物医療センターとの連携、緊急時も安心
アクセス

- 住所:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢3-16-2
- 最寄り駅:東急田園都市線 桜新町駅から 駒沢方面に約12分程度
- 駐車場:無し 近隣の時間貸し駐車場をご利用ください(病院の向かいなど)
診療時間
| 曜日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月火水金土祝 | 9:30〜12:30 | 15:30〜18:30 |
| 木・日 | 休診 | 休診 |
関連ページ
院長紹介

院長名:田部 久雄
所属:駒沢どうぶつ病院 院長
所属学会・団体:
- 東京都獣医師会 世田谷支部
- 日本獣医麻酔外科学会
- 日本獣医循環器学会
- 日本臨床病理学会
- 免疫療法研究会
- 有機ゲルマニウム研究会
経歴:
日本大学卒業後、都内動物病院にて臨床経験を積み、カナダの動物病院で6か月研修後帰国 一般診療に加え、内科外科眼科診療を中心に多数の症例を経験。
地域に根ざした医療を志し、駒沢どうぶつ病院を1984年二代目として引き継ぐ。2025年で創業70年。臨床一筋48年
専門分野:
内科 外科 歯科 整形外科 眼科(独自の涙焼け改善手術) 皮膚科 予防医療 免疫療法 終末期医療
メッセージ:
大切なご家族であるペットが安心して過ごせるよう、丁寧な診療を心がけています。
本記事の情報は2026年6月時点のものです。犬、猫の健康管理方法には個体差があり、症状や状況によって適切な対応は異なります。最新情報や具体的な対応については、必ず獣医師にご相談ください。










